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ひとり親家庭の高校進学に使える給付金・奨学金・支援制度まとめ|新潟県・新潟市も紹介

高校進学には、授業料だけでなく、入学時の費用や制服、教材、通学費、部活動など、さまざまなお金がかかります。

特にひとり親家庭では、

「高校に進学させてあげたいけれど、これからどれくらいお金が必要になるんだろう?」

と不安になることもありますよね。

そこでこの記事では、ひとり親家庭が高校進学のときに確認しておきたい給付金・奨学金・支援制度をまとめました。

全国で利用できる制度に加えて、私が住んでいる新潟県・新潟市で利用できる制度も紹介します。

制度によって、対象となる家庭や募集時期、申請方法が違います。「知らなかった」ということがないように、早めに情報を集めておきましょう。

※この記事は2026年度(令和8年度)の公開情報をもとに作成しています。制度の内容・金額・募集時期などは変更される場合があります。申請前には必ず各制度の公式情報をご確認ください。

目次

ひとり親家庭の高校進学で、まず知っておきたいこと

最初に知っておきたいのは、「ひとり親だから利用できる制度」「ひとり親に限らず利用できる制度」があるということです。

高校の授業料については、2026年度から「高等学校等就学支援金」の制度が変わり、所得による制限が撤廃されました。新潟県の公立・私立高校についても、2026年度からこの仕組みが適用されています。

一方で、ひとり親家庭を対象とした民間の給付型奨学金もあります。

つまり、

  • 授業料の支援
  • +授業料以外の教育費への支援
  • +ひとり親家庭向けの給付型奨学金
  • +必要に応じて貸与型奨学金

というように、いくつかの制度を組み合わせて考えることが大切です。

① 高等学校等就学支援金|授業料の負担を軽くする制度

まず確認したいのが、高等学校等就学支援金です。これはひとり親家庭だけを対象にした制度ではありませんが、高校の授業料負担を軽減するための大切な制度です。

2026年度からは所得による制限が撤廃され、高等学校等に通う生徒を対象とした支援の仕組みが変わりました。

ポイント

  • 授業料に充てるための支援
  • 返済不要
  • 2026年度から所得による制限が撤廃
  • 公立・私立で支援内容が異なる
  • 申請手続きが必要

新潟県では、公立高校・私立高校それぞれについて申請手続きが案内されています。

→ 詳しくはこちら:新潟県公立高等学校等就学支援金制度について

ここは勘違いしやすい 「ひとり親だから就学支援金が増える」という制度ではありません。ひとり親家庭だからこそ確認したいのは、この制度に加えて利用できる別の支援です。

② 高校生等奨学給付金|授業料以外の教育費を支援

次に確認したいのが、高校生等奨学給付金です。こちらは授業料そのものではなく、教科書や教材など、授業料以外の教育費の負担を軽くするための給付金です。

新潟県でも国公立・私立それぞれについて制度が用意されています。ひとり親家庭の場合、所得などの条件に該当する可能性があるため、就学支援金とは別に確認しておきたい制度です。

注意したいこと 就学支援金と奨学給付金は、同じものではありません。

就学支援金高校生等奨学給付金
主な目的授業料の負担軽減授業料以外の教育費の負担軽減
返済不要不要
ひとり親限定?いいえいいえ
所得などの条件2026年度から大きく変更所得などの条件あり
申請必要必要

「授業料が支援されるなら安心」と思ってしまいがちですが、高校では授業料以外にもさまざまな費用がかかります。だからこそ、この2つは別々に確認することが大切です。

→ 詳しくはこちら:高等学校等就学支援金制度・奨学のための給付金制度(新潟県)

③ ひとり親家庭向けの「給付型奨学金」

ここからが、ひとり親家庭なら特にチェックしておきたいところです。民間の財団などには、ひとり親家庭を対象とした返済不要の奨学金があります。ただし、募集人数が限られていたり、所得や学業、家庭状況などの条件があったりします。代表的なものを紹介します。

夢を応援基金「ひとり親家庭支援奨学金制度」

全国母子寡婦福祉団体協議会が実施している制度です。2026年度は全国47都道府県を対象に、約400名が募集されました。

2026年度の内容

  • 対象:中学3年生、高校生など/ひとり親世帯/就学について経済的に困難な生徒
  • 月額:30,000円
  • 返還不要
  • 他の奨学金との併用可

世帯の収入や出席状況などの条件があります。2026年度は4月20日必着で募集されました。募集時期は年度によって変わる可能性があるため、翌年度については公式サイトで確認しましょう。

→ 詳しくはこちら:全国母子寡婦福祉団体協議会「奨学生募集」

似鳥国際奨学財団

こちらも、ひとり親家庭の高校生を対象とした給付型奨学金です。

2026年度の内容

  • 対象:ひとり親家庭/日本国内の高校・高等専門学校に在籍・在籍予定
  • 月額:45,000円
  • 約280名程度
  • 給付型

2026年度の一次選考は3月下旬~4月20日でした。こちらも毎年度募集内容が確認されるため、応募する場合は最新の募集要項を確認しましょう。

→ 詳しくはこちら:似鳥国際奨学財団

みずほ農場教育財団

こちらも、ひとり親家庭の高校生などを対象とした給付型奨学金です。

2026年度の内容

  • 対象:ひとり親家庭/経済的な理由で修学が困難な学生
  • 高校生は月額:15,000円
  • 返済不要

保護者の所得などについて条件があります。募集条件や期間、成績要件は年度によって変わるため、応募する際には最新の募集要項を確認してください。

→ 詳しくはこちら:みずほ農場教育財団

④ 新潟県で利用できる給付型奨学金

新潟県に住んでいる場合は、全国の制度だけでなく、県内の制度もチェックしておきたいところです。

未来応援奨学金にいがた

新潟県内に住んでいる、または新潟県出身の学生を対象とした給付型奨学金です。

2026年度の内容

  • 月額:5,000円
  • 卒業まで給付・返済不要
  • 対象:経済的な支援を必要とすること
  • 審査基準は「貧困状況」と「本人の勉強に対する姿勢」(学校での成績は問わない)

2026年度の募集期間は3月9日~4月6日必着でした。

→ 詳しくはこちら:未来応援奨学金にいがた

⑤ 新潟ろうきん福祉財団の高校生奨学金

こちらも新潟県内の家庭ならチェックしておきたい制度です。2026年度は、高校に進学した新1年生を対象に募集されました。

2026年度の内容

  • 対象:新潟県内の高校に通う新1年生
  • 給付型・返済不要
  • 月額:10,000円(高校3年間・総額360,000円)

2026年度の応募期間は6月15日~7月15日でした。高校入学後に募集される制度なので、中3の時点で申し込む奨学金とは募集時期が違います。学校から配られる奨学金の案内は、入学後も忘れずに確認しておきたいですね。

→ 詳しくはこちら:新潟ろうきん福祉財団 奨学金事業

⑥ 新潟県奨学金|返済が必要な貸与型

「給付型の奨学金に申し込んだけれど、対象にならなかった」「給付型だけでは教育費が足りない」——そんな場合に検討するのが、貸与型の奨学金です。

新潟県奨学金は貸与型で、高校進学前の中学3年生などを対象とした予約採用があります。新潟県では、高校の予約奨学生について11月頃に募集し、在学校を通じて申し込むと案内しています。

貸与型なので、卒業後に返済が必要です。「借りられるから借りる」ではなく、「卒業後にどのくらい返すことになるのか」まで考えて利用することが大切です。

→ 詳しくはこちら:新潟県奨学金の募集について

⑦ 新潟市奨学金|高校生は年20万円の貸付

新潟市にも奨学金制度があります。こちらも給付型ではなく貸与型です。2026年度は、高等学校・高等専門学校などについて、年額20万円が貸し付けられました。無利子ですが、卒業後に返済が必要です。

また、以下のような条件があります。

  • 本人または保護者が新潟市内に住所を有する
  • 学力基準
  • 所得基準
  • 授業料の負担があること

就学支援金などによって授業料の負担がない場合は対象外となるため、注意が必要です。2026年度の申請期間は6月8日~7月10日でした。

→ 詳しくはこちら:新潟市奨学金制度

⑧ 家計が急に苦しくなったときも、あきらめない

高校に入学したあと、退職した、勤務時間が減った、収入が大きく減った、事業を廃業したなど、家計が急に変わることもあります。

そんなときは、入学時に制度を調べたきりにせず、「家計急変」の制度がないか確認することが大切です。新潟県では、保護者の収入減少などによって家計が急変した世帯を対象に、授業料以外の教育費の一部を支援する制度があります。

「最初は対象外だったから」とあきらめず、状況が変わったらもう一度調べてみましょう。

→ 詳しくはこちら:高等学校等就学支援金制度・奨学のための給付金制度(新潟県)

⑨ 新潟市では、ひとり親家庭向けの支援もチェック

高校の学費だけを見るのではなく、家庭全体の生活を支える制度も確認しておきたいところです。代表的なのが「児童扶養手当」です。

新潟市では、両親の離婚などによって父または母と生計を同じくしていない児童の生活の安定と自立を目的として、児童扶養手当を支給しています。2026年4月分からは、第1子の全部支給額が月額48,050円、第2子以降の加算額が11,350円となっています(所得などによって支給額は異なります)。

これは「高校の学費専用」の制度ではありませんが、高校進学後も対象となる場合があるため、高校の教育費だけでなく、家庭全体の家計を考えるうえで確認しておきたい制度です。

→ 詳しくはこちら:児童扶養手当(新潟市)

ひとり親家庭が高校進学前に確認したい制度まとめ

ここまで紹介したものをまとめると、こんなイメージです。

制度主な目的返済
高等学校等就学支援金授業料不要
高校生等奨学給付金授業料以外の教育費不要
夢を応援基金ひとり親家庭の教育費不要
似鳥国際奨学財団ひとり親家庭の高校生不要
みずほ農場教育財団ひとり親家庭の修学支援不要
未来応援奨学金にいがた経済的に困難な高校生等不要
新潟ろうきん福祉財団新潟県の高校新1年生不要
新潟県奨学金高校等の修学費用必要
新潟市奨学金高校等の修学費用必要

※対象・金額・募集時期などは年度によって変更される場合があります。

「給付型」を先に調べておくのがおすすめ

個人的には、ひとり親家庭で高校進学のお金を考えるなら、

①返済不要の制度 → ②自治体の支援 → ③それでも必要なら貸与型

という順番で調べてみるとよいと思います。もちろん、家庭によって事情は違いますし、貸与型を利用することが悪いわけではありません。

ただ、給付型の奨学金には募集人数が限られているものや、募集期間が短いものがあります。実際に、今回紹介した民間の奨学金の中にも、4月頃には募集が終了しているものがあります。「高校に入ってから調べればいい」と思わず、中3のうちから情報を集めておくことが大切です。

高校進学のお金は「授業料だけ」では考えない

高校にかかるお金というと、授業料を思い浮かべます。でも実際には、

  • 入学時の費用
  • 制服・体操服
  • 教科書・教材
  • タブレットやパソコン
  • 通学費
  • 部活動費
  • 修学旅行費
  • 学用品・PTA会費など

いろいろなお金がかかります。だからこそ、

  • 授業料 → 就学支援金
  • 授業料以外 → 高校生等奨学給付金
  • その他の教育費 → 給付型・貸与型奨学金など

と分けて考えると、必要な制度を探しやすくなります。

いつから調べればいい?

おすすめは、中学3年生の秋頃からです。特に民間の奨学金は、入学前に募集が終わってしまうものもあります。

  • 中3秋~冬:進学予定の高校にかかる費用を調べる/就学支援金について確認/高校生等奨学給付金を確認/民間の給付型奨学金を探す
  • 中3冬~高校入学前:募集要項を確認/必要書類を準備/学校に奨学金の案内がないか確認
  • 高校入学後:学校からの案内を確認/奨学給付金などを申請/在学中に応募できる奨学金もチェック
  • 家計が急変したとき:その時点でもう一度、制度を調べる

これも忘れないようにしたいですね。

まとめ|「知らなかった」をなくすために、早めに調べておこう

ひとり親家庭の高校進学では、授業料だけでなく、さまざまな教育費がかかります。でも、

  • 高等学校等就学支援金
  • 高校生等奨学給付金
  • ひとり親家庭向けの給付型奨学金
  • 新潟県・新潟市の奨学金
  • 家計急変時の支援

など、利用できる可能性のある制度があります。

大切なのは、「ひとり親だから、この制度だけ」と考えるのではなく、家庭の状況に合わせて利用できる制度を一つずつ確認すること。

私自身も、子どもの進学が近づいてきて、「高校って授業料だけじゃないんだな」と改めて感じています。知らなければ利用できない制度もあります。この記事が、これから高校進学を迎えるご家庭の「何から調べればいい?」のきっかけになればうれしいです。


参考リンク一覧

この記事の注意書き ※この記事は2026年度(令和8年度)の公開情報をもとに作成しています。制度の内容・金額・対象条件・募集時期などは変更される場合があります。また、各制度にはそれぞれ細かな応募条件があります。申し込みの際は、必ず各制度の公式サイト・募集要項・学校からの案内をご確認ください。

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この記事を書いた人

新潟在住の40代ひとり親、息子2人の母です。子育てのこと、進学のお金のこと、そして自分のこれから。「知っておきたい」情報や、「日常で感じたこと」などをこのブログで書いています。

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